高塚謙太郎「さよならニッポン」 [00349]

高塚謙太郎「さよならニッポン」 [00349]

販売価格: 2,095円(税別)

(税込価格: 2,263円)

顔の巣の中で、弔鐘は鳴りやみ、列車の過ぎた唇となり、窺う、時折浮いては沈む母の仕組み。
森は微熱を退けた、季節とともに勤勉に老いる山林、そして発車の鐘は聴かれている、何処から。
何処から、晩夏は膝を抜き、悪辣のかぎりに匂い立つ、それは命名の挙句の報い、はや、祈りは独りでに滅亡している。
(「美しすぎて」より抜粋)
「現代詩手帖」などの専門誌や同人誌で活躍する現代詩人、高塚謙太郎の作品集。
(シカクの人の自己流現代詩読み方はコチラ)
細心の注意を払って紡がれているであろう言葉は、ポップスの歌詞のように軽快なテンポでありながら、鉛のようにずしりとした響きを持っている。その相反する特性があるため、表面をなでるように流れだけを楽しむことも、詩と自分と対話しながらどんどん潜り込んでいくこともできる。スタイリッシュでありながら泥臭く、クールなようで血を吐くように綴られた、様々な表情が見える作品29編を収録。
B6変形/96P
高塚謙太郎「さよならニッポン」 [00349]

販売価格: 2,095円(税別)

(税込価格: 2,263円)