アサダワタル「表現のたね」 [01021]

アサダワタル「表現のたね」 [01021]

販売価格: 1,500円(税別)

(税込価格: 1,620円)

サウンドユニット「SjQ」のドラマーとして、またソロプロジェクト「大和川レコード」として活動するミュージシャン・アサダワタルによるエッセイ集。

団地で遊んだ少年の頃の記憶、皮膚科の待合室の風景、買ってきたはいいが窓に対して短すぎたカーテンの間の抜けた隙間から見えるトリミングされた景色。ここに描かれている物事は、どれも取り立てて派手なものではなく、私たちの日常の中でもすぐに見つけることのできそうなものばかり。おそらくこの本を読んだ誰かが感想を求められたら「なんとも説明しにくい良さなんだけど…えーと」と言葉に詰まってしまうのではないだろうか。

たとえば近所の商店街で起きている小さな出来事も、気の遠くなるような数の可能性の組み合わせの中から、偶然選び取られた要素が一瞬交差して生まれている。目を凝らしてみればそこに「表現のたね」があると作者は考える。すぐに見失ってしまうほどの小さなその「たね」を掬い取ろうという姿勢、世界に対して開かれた自分でいることの大切さを本書は繰り返し(小さな声で)訴えている。

「そこで◯◯が▲▲して、当然××になると思いきや、まさか□□になるとは!」といった刺激を与えてくれる本とは対極にある、でも心の深いところにじわじわ染み込んで、いつしか世の中の見方に変化を与えてくれるような本だと思う。「こんな風に毎日を切り取って表現してみようかな」って感じで、自分も何か書いてみたくなります!

本書と通じ合う音楽作品「歌景、記譜、大和川レコード」もチェックしてみてください!
http://shikaku.ocnk.net/product/1028
アサダワタル「表現のたね」 [01021]

販売価格: 1,500円(税別)

(税込価格: 1,620円)