しかくい人々とそうじゃない人々の模様

酒の穴、韓国、ヘンテコ看板

こんにちはこんばんは!シカクの一応代表、たけしげです。
昨年末から色々なものごとをガシガシ進めていった結果
お知らせがいっぱいたまってしまいました。

要約するとこの記事のタイトルに収まるんですが、
サクッと何があるか知りたい人は
シカク公式サイトのスケジュールのページを見てね!
http://uguilab.com/shikaku/schedule.html
ここにはせっかくだから、SNSには文字数的に書けない思いの丈をつらつら書き残しておくよ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

①シカク出版1年ちょいぶりの新刊、
 スズキナオ×パリッコの酩酊対話集「酒の穴」2月11日発売!

シカクは基本人が作った本やCDを売らせていただいてるんですが、
それだけでは飽き足らず、出版レーベルを持っていたりもします。
そのレーベル、シカク出版から1年ぶりに出る新刊がこちらです!

詳しい情報や試し読みは、特設サイト( http://uguilab.com/publish/2018sakenoana/ )を見てもらうとして。

「酒の穴」の本は、実は2年ほど前にパイロット版的なコピー誌を一度作らせていただいており、
それは一部のイベントとシカクでだけこっそり売っていたんですが、
ずっと、もっときちんとした形で本にしたい!と思っていました。

試し読みを読んでいただればわかると思いますが、
ナオさんとパリッコさんの対談の、なんとも言えない心地よさというか、ウダウダ感というか、
有益なことはひとつも書いてないんだけど、いつまでも浸かっていたい丁度いい温度のお風呂みたいなあの感じ。
どれだけ言葉を選んでも表現できない説明不可のよさがあります。
でもなんとか無理して一言で表すならば、「酩酊」……ということで、この本は酩酊対話集と銘打っております。
一応酒にまつわる本ということになっており、お酒を飲む人にはより楽しめるテーマではありますが、
「日本酒ができるまで」とか「いい酒場の選び方」みたいな内容は一切含まれておらず、
お酒を飲めない人でも充分楽しめます。
というか、飲めない人にこそ、この酩酊感を感じてほしい。

そのように自信を持ってお届けする最高な本なんですが、
これは普通の出版社が出そうと思っても絶対出せない本だと思うんです。

最近は個人や少人数の出版社も増えてきているけど、
大半の出版社は、誰かが企画を立てて、みんなで企画会議して、これは売れるでしょうと判断された本が出版されます。
当然、会議にかけられるのは、「まったく知らない人に説明してもすぐ魅力をわかってくれる本」
超ポピュラーor逆に珍しいもの、切り口が面白いもの、有名人が関わっているもの、実用的なものetc。
最近だと「SNSで既にこれだけバズってます」っていうのもよく聞く。

そもそもモノを売るということは、まったく知らない人のハートを一瞬で掴む必要があるので
この出版のやり方は正しいと思います。
でもそれはお金を儲ける、商売をやっていく上でという話で、
例えば全部の本が住人となって暮らしている町があったとして、
「誰が見ても一発で魅力が分かる町」は高層マンションみたいなのがバンバン立って人口過多なんだけど
「言葉にできない、伝わりにくい魅力を秘めてる町」は、ちょっと人口少なすぎない?って思うんです。

華々しいものや実用的なものも大好きですが、
色々な偶然が重なって、私は「言葉にできない魅力」側も好き、という感覚を少しでも持つことができています。
であれば私は、人口がギュウギュウにひしめいている町で鉄筋コンクリートのマンションを建設するよりも
ポツポツ家が建ってるだけの村に、ちょっと小さくて見栄えは悪いかもしれないけど、
手作りの心血愛情注ぎまくった家をひとつずつ建てていくほうが、自分の性にあってるなと思っています。
その家を気に入ってくれる人がいたら、お金を払ってくれたら嬉しいし、
そういう人が少なくても、私が建てたくて建てた家だから、失敗したーなんて思わず、堂々とそこに住み続ける。
そんな気持ちで、シカクというお店も、今までの出版物も作ってきたし、
これからもやっていきたいです。

……と、そんなことも考えながら作った「酒の穴」ですが
ぜひ小難しいことは考えずに、ふたりのゆるーいお喋りに耳を傾けてください。
だんだん、自分もグラスを持って一緒に卓を囲んでいるような
不思議な錯覚に襲われることでしょう。新体験!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

②2月3日〜25日まで、シカク店内にて
「韓国アートブック&おみやげフェア」開催!

昨年12月、韓国のアートブックフェアや蚤の市で買い付けた
素敵なアートブックとヘンテコ雑貨を売りさばくミニマーケットをシカク店内で開催します!

ご存知の方も多いかと思いますが、シカクは昨年10月から新体制となりまして、
今までとは少し違ったお店の展開ができるようになりました。
そんな中でこれからやっていきたい!と思ったことのひとつが、
「日本だけじゃなく色々な国のZINE・ミニコミ・リトルプレスを集めたい!」ということ。

というのも、違う原語、違う風土、違う文化で育った人たちが作る「サブカルチャー」と
日本のサブカルチャーが横並びになってるお店って、まだあまりないよなあ、と思いまして。
(サブカルチャーっていう表現が適切なのかわからないけど。まあ、そこは許してください)

今は便利な時代なので、メールを1通送れば海外のZINEを仕入れることはできるんですが、
現シカク代表はもともと旅行が好きだったりもするので、
できる限り自分で行って、風土の違いを肌で感じて、自分の足で現地のブックフェアやZINEショップを回って、
向こうの空気と一緒に、「向こうのもの」を持ち帰ってきたいなーと思っています。
そうやって、いろんな場所の空気と、そこで生まれたいろんな形の、
だけど実は根底はかなり近いはずのカルチャーをぎゅっと詰め込めたら
シカクは今よりもっとサイコーな店になるんじゃない!?なんて企んでいます。

その企みの第1弾として、韓国アートブックフェアをやってみようというわけです。
これがうまくいったら(うまくいかなくても、かも)
今後も色々な国で似たようなことをやっていきたいので、
どんな様子か冷やかし半分、ぜひぜひ覗きに来てください!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

③3月3日〜18日まで、放送作家・吉村智樹さんの初個展
「吉村智樹の街がいさがし 街で見つけたヘンな看板」開催!

この展示については、画像を見ていただければ一目瞭然かと思います。
こういう思わず二度見してしまう、見てるとジワジワ笑いがこみ上げる
ヘンな看板、張り紙、壁画などなどの写真を集めた展示を開催いたします!
詳細はまたも特設サイトをご覧ください( http://uguilab.com/exhibition/201803/ )。

今でこそ、こういう街角ヘンテコ案件はSNSで気軽に拡散共有できちゃいますが、
こういったものの魅力を人々に知らしめる草分けとなったのが「VOW」という本。
元は雑誌の読者投稿コーナーから始まったシリーズだそうですが、
VOWの影響で、なんてことない街に隠されたおかしみを発見する楽しさに目覚める人々が続出。
そんなVOWの関西版を手がけた中心人物が、本展の発案者、吉村智樹さんなのです。
つまりヘンテコ看板界の大家、重鎮、重要人物。
路上観察歴30年以上の吉村さんのアーカイブからどんな写真が選ばれて出てくるのか
今から楽しみで仕方ありません。わくわく。

また吉村さん、被写体の面白さもさることながら
長年テレビ関係の仕事をされていることもあってか、トークがめちゃくちゃ面白いです。
引くところは引き、期待をじわじわ高めて、一気にドーンと持って行くスキル、
まさしく完成されたテレビ番組を見ているよう。
そんな吉村さんに展示期間中の3月10日にトークイベントもやっていただけることになり、
入場料500円というめちゃくちゃ親切なお値段にしていただくことになりましたので、
路上観察やトークイベントに慣れていない方も、ぜひぜひお気軽にご参加ください!
イベント詳細も特設サイト( http://uguilab.com/exhibition/201803/ )からどうぞ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お知らせは以上となります!
こんなに長い文章、最後まで読んでくださってありがとうございます。いい人!!
ぜんぶ自信を持ってお届けする何かしらばかりなので、
気になるものがあったら、ぜひ情報を掘り下げてみてくださいね〜!